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最小の素材から最大の空間を
スター★ドームの一番の特徴は誰でも簡単に作れることです。標準的な円周18メートルのドームで、30人あまりの人が集うことができる約15畳の広さの空間が生まれます。こんなすてきなお家が、竹を割るところから始めてもわずか3時間ほどでできてしまうのです。
■必要な材料(18メートルサークル)
・丸竹(直径10センチ、長さ5メートル 6本)
・ベースロープ(PP組紐5ミリ径20メートル)
・連結用の麻紐(120センチ×50本)
・テントの布(1.85メートル×45メートル:病院の使い古しのシーツなどを譲り受ければ、材料費はほとんどかかりません。
■必要な道具
・設計図
・竹割器(30センチ)
・木槌(大きなもの)
・ドリル(8ミリ径)
・ノコギリ
・油性マーカー
・巻尺
・軍手
・ナタ・カンナ
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それでは、これからドームの作り方を見ていきましょう、
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フレーム用の竹を割るには、竹割器を使うと便利。道具を上手に使うとほとんど力は要りません。ここで登場するのが魔法の言葉「キモトタケウラ」です、竹は先端から割っていくときれいに割れるのです。
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フレームは、星形をつくるFS五角形をつくるFPと天頂のFTの3種類があります。FPとFSは2つ穴があいている端と端を2本重ねて、長いフレームにします。連結させるとFS10本、FP5本、FT5本になります。
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ベース用のロープの長さはドームの円周+2メートルです。ロープを正確に10等分した場所に印をつけて、ひきとけ結びでループをつくります。ひきとけ結びは紐の一方を引っ張るとループが締まる結び方です。
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テントは外からかぶせるのでフレームの10%増しのサイズにつくります。正三角形と正五角形をつくっておいてそれを縫い合わせる方法が簡単です。側面の正三角形は出入り口になるので縫い閉じてしまわないように気をつけて。
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かるくしなやかなみらいへ
フレームを組み立てましょう。組み立てに必要な人数は、3〜10人、必要な時間は30分くらい。天蓋棟梁(ドームマスター)におまかせすると10分くらいでたてちゃいます。スター★ドームの一番の特徴はこの手軽さです。
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ドームをたてる予定の場所にベースを円形に広げます。
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続いてベースの上にFSを5本使って星形をつくります。このときフレームとフレームの重なりが交互に上下となるよう編み込んでくださいね。さらに天頂の星の上に、FPを5本を使って五角形をつくります。これも交互に編み込みます。最後に、必要に応じてFTをとりつけます。すべてのフレームがきれいに重なったら穴に紐を通して結んでください
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さあ、ドームを立ち上げましょう。星の頂点からのびているフレームFSの間に5人が立ちます。それぞれ両脇の2本のFSを持ち中心を向いてください。合図にあわせて一斉に頭上まで持ち上げますよ。持ち上げると同時に後ろに戻りながら、フレームを中心の方に押すような感じでドームの形にふくらませていきます。ここがいちばん楽しい瞬間。おおきな半球の空間が立ち上がります。
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最後に残りの5本のフレームFSを編み込んで側面の星を作ります。FSは一本ずつ順番にまわしながら入れていきますが、一本入れるたびに交差する場所がひとつずつ増えるのです。最終的にフレームFSの重なりが「…内・外・内・外…」とすべて交互になるように編み込みます。さて、どうやったらいいかわかりますか?
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正しくフレームが入ったら、いったんループをはずし3本のフレームの穴に結び紐を通して足元をしばります。そして再びベースのループをかけていきます。
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完成です!
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天幕を上からかぶせましょう。風をはらませながらかけるとうまくかけられますよ。さて、中でなにをして遊びましょうか?
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![Star★Dome](img/logo-ch.gif)
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